Essential免疫学の原書を使った勉強

Essential免疫学の英語版(The Immune System 3rd Edition)
を使って勉強しています。

勉強していく中で、ちょっと気になった表現があったので
取り上げてみたいと思います。
————————————————————–
In the bone marrow,
receptor editing enables many of the autoreactive B cells
specific for multivalent self antigens to change their light chains,
thereby modifying their immunoglobulins
so that they no longer react with self antigens;
those that fail to find a suitable light chain are eliminated by apoptosis.
P.182
————————————————————–
簡単に言うと、
B細胞が自己抗原に反応しないように骨髄で
B細胞の免疫グロブリンが修正されること、
適切に再編成されなかった場合はB細胞は取り除かれてしまうこと、
について説明がされています。

気になったのがfind a suitable light chainという表現です。

find a chainと言うと、chainをどこかから”見つけてきた”というイメージが湧きます。

自己抗原に反応しないように、immunoglobulinを編成している状況を、
上の英文では描写しているのですが、例えると、
ファッションモデル(immunoglobulin)に色んな洋服や小物など(1つはlight chain)
を合わせようとしているわけです。

find a suitable light chainのイメージとしては、
棚にキレイなピアス(light chain)を見つけたからモデル(immunoglobulin)につけた、
って感じですよね。

ただ実際起こっていることとしては、
light chainをどこかから”見つけてくる”と言うよりも、”再編成”しているので、
モデル(immunoglobulin)のために、
金を買ってきて叩いて延ばしてワイヤーにしてお花作って耳に合うように加工して

とかやっているようなイメージです。

この加工の手間を考えると、単純に、”見つけたピアスをつける”、
(英文に沿うと、「適したピアスを見つけられなかったモデル」)
と言う表現だと違和感を感じます。
ピアスは見つけてきたものではなくて、加工したものですからね。

そこで、自分としては、こんな英文の方が良いのではないかな~と思いました。

those that fail to find a suitable light chain are eliminated by apoptosis.
⇒those that fail to rearrange a light chain specific for the self antigen
are eliminated by apoptosis.
大分長くなってしまうのですが。

ちなみに同じ箇所の日本語版の表現は以下のようになっていました。
やはりfindから表現を変えていますね。納得です。

————————————————————–
骨髄では、多価の自己抗原に特異的な多くの自己反応性B細胞は
受容体編集によってL鎖を変えることができる。
結果的に、B細胞は免疫グロブリンが修正され自己抗原に対して反応しなくなるが、
適切なL鎖を作る再編成ができなかった自己反応性B細胞はアポトーシスによって
除去される。<Essential免疫学 4th Edition P.170>
————————————————————–

今日の勉強時間は12H
・Essential免疫学
・大学生物学の教科書②
・遺伝子導入法のまとめ(ウイルスベクター)
・大日本住友製薬の特許読み

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください