遺伝学分野は図解して理解を確認しよう

最近は仕事の傍ら、
「ヒトの分子遺伝学」を1日30分くらい読んでいます。

遺伝学分野は一度勉強しているのですが、
超特急で仕上げたこともあり、
理解の確認が主な目的です。

今回は、勉強する中で
1つこの方法良いな、と思った方法があったので
ご紹介したいと思います。

●手書きで図を描こう

「ヒトの分子遺伝学」は、
図が少ないという欠点があります。

文章もダラダラと続きがちで、
要点が把握しにくく、
類似要素の差異も分かりにくいように感じます。

そこで、その欠点を埋めるべく、
本に直接自分で図を描き始めたのですが、
これがなかなか良いなと気付きました。


・理解の確認ができる

やり方としては、
本文に書かれている説明を図に起こすだけです。

このように言うのは簡単ですが、
内容を理解していない限り図にするのは無理です。

例えば、
「みじん切りを図解する」
というお題があったとしても
みじん切りの方法や完成系を知らない限り
図解することは無理ですよね。

「アミノ酸とペプチドを図解せよ」という場合も、
両者の違いを理解していない限り
明らかに描くことはできません。

遺伝学に話を戻すと
“組換えDNA”と”形質転換”の違いを分かっていないと、
この2つを異なる形で図解することはできませんよね。

どうやって描こうかと試行錯誤する、
間違って描いてしまう、
描けないことに気付く、
そんな中で
自分の理解の浅さに気付くことができるのです。

自分でとりあえず描いてみたら、
ネットや本などで答え合わせをするのが良いと思います。

・理解の定着に繋がる

また、私はこれまで、
説明された文章の理解が進むような図を見つけて
ノートに貼るというやり方でやってきました。

正直、見つけて貼るのは簡単な作業です。

もちろんこれも悪い方法ではないのですが、

何もない状態から自分の力で描こうとする、
こういった少し面倒な作業の過程で
学んだ内容が記憶に定着されていく
と言うことにも今回気付きました。

精神科医として
多くの著書を執筆されている樺沢紫苑先生も
学びを結果に変えるアウトプット大全』と言う本の中で、

「書けば書くほど記憶に残る」
「視覚を使うと、口頭で説明するよりも6倍以上記憶に残る」

とおっしゃっていたので効果は高いと思います。

・おわりに

翻訳する時に調べれば良いから
記憶してなくてもよいじゃんと思われた方も
いるかもしれません。

ですがやはり1分でも調べる時間は短縮できた方が楽ですし、
文章には書かれていない
当業者の前提知識を持っているかどうかで、
複雑な文章の理解度が変わることもあるのです。

遺伝学の分野は、
特に図にしやすいものも多いかと思うので、
よかったら試してみてください。

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