昨日、Ethical investmentに関する
松本道弘先生のお話をみんなで聞いていた。
Ethicalと言えば、
「倫理的」と言う意味で
記憶している人も多いと思う。
じゃあmoral「道徳的」と、
どう違うのか?
日本語では、以下の例文のように、
道徳的も倫理的も混同される。
1.彼は善悪の違いをよく知っている、道徳的な男だ。
2.彼は両親や仲間を裏切らない、道徳的な男だ。
『松本道弘の勝つ英語―シンボルビルディングのすすめ』p.139
でも、英語では明確に使い分けされる。
じゃあ、同時通訳者として、英語話者として、
その使い分けを”一瞬で”どうされているのか、
ちょっとその感覚を垣間見ることができたので、
説明してみたいと思う。
●松本先生の感覚
松本先生は、このように説明された。
あなたのところに、
罪を犯した友人が匿ってくれとやってきた。
あなたは友人だから匿ってあげたいと思う。
“友人だから”が判断基準になる時、
それはethicalな問題になる。
一方、罪を犯したのだからダメではないか、
と考える自分もいる。
その時は、善か悪かが判断基準。
それはmoralな問題だ、とのこと。
なるほどなぁと思ったのだけど、
本番はここから。
「ethicalとは身近なことだ」
とおっしゃる松本先生。
ethicalとは、earth(土)に近く、
人とのengagementがそこにはある。
一瞬で、ethicalのイメージが
頭の中に入ってきた…。
●シンボル・ビルディングの考え方
この考え方は、
松本先生が数十年前から提唱されている
シンボル・ビルディングの考え方に基づく。
以下、youtubeにもEのシンボルの説明があるが、
最初に挙げたこの問い
2.彼は両親や仲間を裏切らない、道徳的な男だ。
についても、
上のethicalとmoralのシンボルとeのシンボルを掴んていれば、
一瞬で判断できるのではないだろうか?
アルファベットであれ、単語であれ、
それをシンボル、
敢えて言い換えるならばイメージとして
先生は掴んでいる。
この発想で学ぶと、
ありふれた言い方をすれば、
ネイティブレベルの感覚で、
別の言い方をすれば、
瞬時に使い分けができる形で、
その言葉を使えるようになると思う。
松本道弘先生とエバンス愛さんが主催する
オンラインアカデミアでは、
更にたくさんのシンボル・ビルディングを見ることができて面白い。
私もシンボル・ビルディングの動画を観ながら、
お勧めのCobuildの英英辞書を片手に、
2人の英語の感覚を勉強中である。。。
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